最高過ぎるぜパートナー

別のポストでも度々言及しているが、英国の研究大学(早い話がラッセルグループ)のテニュアポスト面接にいくつか呼ばれており、採用される可能性は極めて低いし、そもそも採用されたところで今の職場を蹴っていくのか相当に疑わしいまま、惰性で準備をしている。

それでも、こうした機会がやはり良いなと思うのは、パートナーや自分自身の持っている価値観や優先順位の擦り合わせができる点にある。要は「酸っぱい葡萄」的に嘘を付かなくてよいわけだ。

今回は特にパートナーの言葉に心動かされた。

彼女曰く、生活の快適さや自身のキャリアについて考えると中国が最適でそこから出ていくことをあまり考えていなかったが、それでも英国のポストに決まるなら受けるべきだと思うし付いて来ると言い切ってくれた。

理由は、英国で過ごす方が、俺の研究者としての知的刺激と成長のためには最適であると信じているから。思えば、彼女は博士留学の国際遠距離恋愛の時から、俺の研究者としての才能を信じて、そこに賭けてくれていたわけで、今もこうして俺のプロとしての躍進・成長可能性に極めて高い優先順位をつけていてくれるわけだ。

自分は自分を信じて自分に賭けてくれた人に報いたい。そのためには研究者として研究成果を生み出し続けることが何より大事だと思う。