帰国の効用

中国の旧正月休暇は大学も休業状態なので、日本の実家に2週間ほど帰省している。

この休暇を通じていくつかの好ましい影響を経験したので記録しておく。

  • どうしても書き進められなかった日本語の研究計画書をスルスルと数時間で書き上げることが出来た。新しい環境、それも日本語に囲まれた環境にいるのが良いのかもしれない。
  • 実家の本棚を眺めると読書・勉強の意欲が高まる。海外を転々とする生き方は既に確定しているので、紙の本に囲まれる生き方はこれ以上無理かと思っているが、やはり書斎・本棚は良い。
  • 何故かと理由を考えると、具体的な形で教養・専門知識への投資や文化資本の蓄積を可視化できることがモチベーションを高めるのかもしれない。
  • その上で、やはり英国でも中国でも海外にいる方が「戦闘モード」「臨戦態勢」に入るのが容易で、危機感を持って業績という獲物を取りに行く類の研究はそういう環境の方が捗る。
  • 実家は読書や勉強、作業などに良い環境だと思う。心理的安心感がそれを捗らせる。

 

これも実家で見つけた昔の書籍の一部。古典的なテーマで取り上げられた作品にも芸術的価値が高いとは思わないが、歴史資料として見応えがある展示カタログ。

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