敗因検討会

ラッセルグループのテニュアポストの面接に呼ばれて行ったが駄目だった。

その後、知り合いの伝手で面接官の一人から直接フィードバックを貰う機会があったので、それをある程度抽象化してここに書き記しておく。

要するに、もっと、もっと、もっと研究のことを売り出すべきだった。

良い同僚か、良い教師か、など関係ない。世界トップクラスの研究者であることを示す。

それも狭い分野の専門家だけではなく、幅広い隣接分野のパネルにも伝わる形で。

博士号取り立ての新米教員という自覚があり、教育や事務もやれることを示そうと躍起になったが、そこではなかった。

自分が憧れる英国のトップ大学は、文字通り「世界を引っ張る world-leading」研究者を揃えているので、自分も英語圏の学界をリードする研究者の一人だと証明する必要があった。

同僚として、教員としてどうか、というのは二の次だった。

全く逆の売り出し方を自分が考えていたことがわかった。