日本での休暇を終えて、上海に戻ってきた。
今はとても気分が良い。理由は英国の研究大学から専任講師の面接に複数呼ばれ始めたから。
自分が今の職場で積み上げているものは正しく、報われ始めている。
何より「他の可能性」が現実的に見えてきたことで、逆説的だが、今この場にいることが無上に尊く思えてきた。上海を観光し、中国の文物を浴びて、日々を大切に生きよう。それがいつまで続くかも分からないのだから。
人文系の研究者として、大学教員として(にもかかわらず)、様々な国に選択肢を持てる、そんなCVの積み上げ方をしてきて良かった。