停滞と台風

先のポストでも述べたように、現職に就いて既に1年経過し、研究も教育も軌道に乗ってしまった。それ自体は問題ではないのだが、なんとなく停滞感を覚えているのも事実。

そんな折に台風が来た。否応なく自宅に引き篭もることになり、良くも悪くも暇を持て余してしまった。普段なら通勤して教職員用ジムで汗を流し、授業準備や論文執筆、合間に講義・会議・学生対応をしていればあっという間に心地よい疲労感と共に夜を迎えられるのだが、そうしたルーティーンから一切断絶されてしまった。

こうなると、普段は手が回らないことをやろうと思い、学生との共著や企業向けの講義、見知らぬ分野の学会に参加するためのアブスト執筆などを進めたりした。

日々の通常業務で実績と自信を積み重ねていくことも大事だし、最後の勝負はそこでつくと思っているが、こうした非日常的な時間も新しいことを考えて試していくためには必要かもしれないと思った。