2024-02-05から1日間の記事一覧

吉見俊哉『さらば東大』

吉見俊哉『さらば東大 越境する知識人の半世紀』を読んだ。 特に、大学論に関する章が興味深かった。「移動の自由」を前提として、移動・越境する知識人の交流からなるユニヴァーシティ(幕末期の私塾などもこれに対応)に対して、日本のそれは「国民国家の…

学位指導は楽しい

オファーを検討する時には特に念頭になかったが、就職してから気付いた今の職場の加点要素として「修論・博論の指導に携われる」点は大きいように思う。 自分は大学教員として給料を貰っているが、研究者であることが自分にとって一番大事なアイデンティティ…