東京休暇の息抜き

せっかく日本にいる間は日本語の娯楽を楽しもうと思っている。

 

秋刀魚の味』を再鑑賞。大学新入生の時に見てもなんとも思わなかった箇所が刺さる刺さる。やがて来る残酷な瞬間への予習として優れている。

 

十川信介『近代日本文学案内』。「立身出世」に関する第一部が興味深かった。第三部はテーマ研究の材料探しに良さそう。近代日本の何者でもない上京者たちに共感を覚えてしまった。特権的な不安と索漠。

 

国立博物館の特別展『中尊寺金色堂』に行ってきた。図録が素晴らしく見栄えが良い。展示内容に関して、ネトフリで観られるSecrets of Great British Castlesを連想した。残骸から春望へ。

 

休暇の終わりが見えてきて、不思議と帰国の準備が整ってきた。稼ぐぞ。